リハビリテーション学科

理学療法学専攻

理学療法学専攻

自立した日常生活を
目指した支援を行う

理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。
ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、
基本動作能力の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、
自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

就職一覧
(愛知医療学院短期大学実績)

  • 名古屋大学医学部附属病院
  • 岐阜県立多治見病院
  • 岡崎市民病院
  • 一宮市立市民病院
  • 市立恵那病院
  • 愛知医科大学メディカルセンター
  • 岩倉病院
  • 豊橋整形外科 江崎病院
  • 鵜飼リハビリテーション病院
  • 済衆館病院
  • 中部国際医療センター
  • 総合大雄会病院
  • 松波総合病院
  • 半田中央病院
  • 岡崎共立病院
  • 津島リハビリテーション病院
  • 名古屋徳洲会総合病院
  • ほか多数

就職率

創立以来

100%

求人数

 

2,570

(404施設)

理学療法士
国家試験合格率

 

90.2%

[新卒者全国平均94.9%]
(2023年3月愛知医療学院短期大学 実績)

取得可能な学位・資格

  • ・学士(理学療法学)
  • ・理学療法士国家試験受験資格
  • ・初級パラスポーツ指導員
    (規程の科目を履修し単位を修得した者)

学びのポイント

1

重複した病態や全身性の障害に対応できる力を養う

ひとりの患者が複数の病気や障害をもつケースが増えており、例えば、パーキンソン病があり骨折した患者、基礎疾患に心疾患がある脳梗塞患者など重複した病態や全身性の障害を持つ例は多くあります。各疾患別のリハビリテーションだけではなく、重複する病態や障害を適切に評価、治療し、対象者の全身(whole body)を診ることのできる理学療法士を育成します。

2

小児期から高齢期まで幅広い世代に対応できる力を養う

清須市との官学連携事業として地域の高齢者の健康増進・介護予防を目的とした「清須市民げんき大学」に関わり、高齢者の身体機能の測定、運動指導を通して心身機能や社会特性を理解し、健康増進・介護予防に寄与できる理学療法士を育成。また、隣接する附属ゆうあいこども園の園児に対する体力測定や運動遊びにも関わり、幅広い世代の集団への対応力も養います。

3

障がい者スポーツ分野で活躍できる力を養う

開講科目の「障がい者スポーツ概論」や任意でのパラスポーツボランティアへの参加等を通して、障がい者スポーツの分野で活躍できる理学療法士を育成します。また障害の評価、スポーツにおける「等級分け」及び障がい者スポーツ分野での理学療法士としての役割を学びます。

4

幅広い分野の指導教員によるサポート

主に地域を中心としたリハビリテーション医学関連の研究に加え、神経筋障害、内部障害、基礎分野、リハビリテーション工学での研究を行う理学療法士が教員として在籍し、スポーツ分野での理学療法、海外での活動経験がある教員を配置しています。特に卒業研究では自分で提示した課題に対して、教員は学生の探求をサポートし、学生の課題解決力の習得を目指します。

理学療法士は対象者と多くの時間を共有するため、その分責任も伴いますがやりがいがある仕事です。まだ分かっていないことも多く、生涯にわたり成長し続けられる専門職でもあります。理学療法の対象範囲は広がっており、障害も複雑化しています。本学では様々な専門分野の教員がおり、常に運動や障害について探求しています。ぜひ本学で理学療法士を目指し、共に成長しましょう。

臼井晴信講師

臼井晴信 講師

カリキュラム

教養基礎科目

23科目

社会が複雑かつ急激な変化を遂げる中で、リハビリテーション医療分野においても多様化、情報化が進み、幅広い視野から物事を捉えられること、接遇・コミュニケーション力や他者と協調・協働するための自己理解について講義・演習を通して学びます。

専門支持科目

26科目

専門支持科目では、リハビリテーションの概念を理解し、理学療法学の専門を支える基礎医学、臨床医学、またチーム医療を達成するために多職種連携について講義・実習を通して学びます。

専門基幹科目

41科目

専門基幹科目では、理学療法士の役割を理解し、倫理観と責任ある態度、重複障害にも対応できるよう専門的知識・技術を講義・演習・実習を通して学びます。

専門発展科目

7科目

学内での学び及び臨床実習等の経験を基に、卒業後の臨床・研究を効果的・意欲的に取り組み、地域の保健・医療・福祉に貢献できるよう演習を通して学びます。

教養基礎科目

1年次

● 生命の科学(※)
● エネルギーのしくみ(※)
● 情報科学
● 心理学基礎
● 人間関係論
● 倫理学(※)
● 教育心理学(※)
● 英語Ⅰ
● 英語Ⅱ
● レクリエーション(※)
● 生物と環境(※)
● 現代社会の理解(※)
● 法学入門(※)
● 社会福祉学
● スタートアップセミナー
● 医療職教養演習

2年次

● 基礎統計学
● 教育学
● 英語Ⅲ(※)
● 健康科学
● 国際協力論(※)
● 経営学(※)

3年次

● 医療英文講読

4年次

専門支持科目

1年次

● 解剖学Ⅰ
● 解剖学Ⅱ
● 解剖学実習
● 生理学Ⅰ
● 生理学Ⅱ
● 運動学総論
● 人間発達学
● 病理学
● リハビリテーション医学
● 医療安全学
● リハビリテーション概論

2年次

● 生理学実習
● 運動学
● 運動生理学
● 運動学実習
● 公衆衛生学
● 臨床心理学
● 内科学
● 整形外科学
● 神経症候学
● 精神医学
● 小児科学
● 臨床検査・画像診断学
● 障がい者スポーツ概論

3年次

● 総合リハビリテーション学
● 多職種連携

4年次

専門基幹科目

1年次

● 理学療法概論
● 人体触察法実習
● 臨床実習Ⅰ(見学)
● 臨床セミナー

2年次

● 理学療法研究法Ⅰ
● 運動療法総論
● 検査測定法
● 検査測定法実習
● 神経筋障害理学療法治療学
● 運動器系障害理学療法治療学
● 老年期障害理学療法学
● 予防理学療法学
● 予防理学療法学実習

3年次

● 理学療法研究法Ⅱ
● 臨床運動学実習
● 運動療法演習
● 理学療法管理学
● 理学療法評価法
● 理学療法評価法実習
● 神経筋障害理学療法治療学実習
● 運動器系障害理学療法治療学実習
● 内部疾患系障害理学療法治療学
● 内部疾患系障害理学療法治療学実習
● 小児疾患系障害理学療法治療学
● 小児疾患系障害理学療法治療学実習
● 日常生活活動学
● 日常生活活動学実習
● 義肢装具学
● 義肢装具学実習
● 物理療法学
● 物理療法学実習
● 臨床理学療法総合演習
● 生活環境論
● 地域理学療法学
● 臨床実習Ⅲ(評価)

4年次

● 理学療法管理学演習
● 臨床実習Ⅱ(地域)
● 臨床実習Ⅳ(総合1)
● 臨床実習Ⅴ(総合2)
● 卒業研究
● 総合演習

 

[専門発展科目]
● 臨床力アップ演習Ⅰ(病期別)
● 臨床力アップ演習Ⅱ(中枢神経系障害)(※)
● 臨床力アップ演習Ⅲ(運動器系障害)(※)
● 臨床力アップ演習Ⅳ(内部障害)(※)
● 臨床力アップ演習Ⅴ(精神障害)(※)
● 臨床力アップ演習Ⅵ(発達支援)(※)
● 臨床力アップ演習Ⅶ(スポーツ支援)(※)

(※)選択科目

内部疾患系理学療法治療学実習

心臓や肺など内臓の病気によって運動ができなくなった人に対する理学療法の講義です。
心臓や肺の機能、運動能力を実際に測定し、どのようにしたら運動能力が回復できるかを考えます。演習では自分たちで運動プログラムを考え、実践して運動の効果を科学的に分析します。自らの実体験により、内臓の病気の人に対する運動の効果を応用的に考えると同時に、運動を継続することの難しさや、対象者に対する効果的な関わり方なども学びます。

内部疾患系理学療法治療学実習