3/16(日)
清須市との官学連携事業の一環として 、山田和政教授より「転ばぬ先のからだづくり~たった一度の転倒で寝たきりになることも!~」という内容で市民公開講座を開講しました。
今回は 43名の方が受講しました。
まず「転倒→骨折→入院」から回復するのは大変であること、低下した筋力が回復するためには倍の時間がかかることを学びました。


転倒リスクを減らすためにはバランスや大腿四頭筋を鍛えることが大切であり、継続することがなによりも重要であると説明がありました。
脚筋力を鍛えるために空気椅子(椅子から立ち上がり、お尻が浮いたところで10秒~30秒静止)の体操を全員で行いました。
また、運動機能だけではなく、感覚機能も低下していくと説明があり、全員で両手を広げて体の前で手をたたくという動作を行いました。
バランスを取りながら脚筋力を強化し、足を持ち上げたつもりになっていないか時々確認してみましょう!
さらに、敏捷性が50代から機能低下していくこと、2つの事が同時にできなくなっていくこと、ながら歩きをすると視界が定まらず転倒リスクが高まることなども学びました。


年齢を重ねると背中が丸まり下を向いて歩く姿勢になっていくため、胸を張り、太ももをあげて、つま先も上げて、踵から接地する大股歩きを意識して生活すると良いというアドバイスがありました。
転倒リスクを100%防ぐことはできませんが、転倒の起こりやすさを理解し、可能な限り活動的な生活を送れるよう身体機能の維持に努めていきましょう!