地域連携

社会福祉協力校事業への講師派遣

3/7(金)13:30~14:30 清須市立新川小学校 体育館
4年生:66名 講師:加藤真弓<https://amcr.ac.jp/staff/kato_mayumi_pt/>(准教授) 本学学生:4名

社会福祉法人清須市社会福祉協議会より社会福祉協力校事業の講師派遣依頼があり、パラリンピック正式種目のボッチャについての講座を開催しました。

パラスポーツについて講義をした後、新聞ボッチャ(各チームに分かれて新聞紙目掛けてボッチャボールを交互に投げる体験)を行いました。初めてボッチャボールを持った子どもたちは「意外と重たい!」と驚いていました。新聞紙からはみ出してしまったり、押し出されてしまったり、コントロールが難しいことを実感した様子でした。

続いて、ボッチャの試合を行い、白色のジャックボールに少しでも近づけられるように懸命に投げていました。得点判断の時はみんなで輪になり「何点かな?」「赤の方が近いかな?」
と話し合っている場面もありました。落胆や歓声の声が体育館に響き、全力で取り組んでいる姿が印象的でした。

体験終了後の質疑応答では「ボールの中には何が入っているの?」「ボールの位置が記憶できなかった場合はどうなるの?」など質問がありました。

パラスポーツの考え方は、できないことに目を向けるのではなく、残っているものを最大限に活かすことであり、道具やルールが工夫されていること、障害の有無に関わらず楽しめるスポーツであることが今回の体験を通じて学べたのではないでしょうか。
担任の先生から、4年生は1年間総合学習の授業で福祉について学習してきたこと、児童にとって貴重な体験となったこと、また、今回の体験を通して障害をもった人の特性や難しさなどを理解できたのではないかという感想を頂戴しました。

今回の体験が福祉について興味関心をもつ契機となれば幸いです。新川小学校の4年生のみなさん、ありがとうございました。