お知らせ

愛知医療学院大学 開学式・入学式

令和6年(2024年)4月1日(月)、愛知医療学院大学の開学式・入学式を挙行しました。

 丹羽治一理事長による開学宣言の後、学園創立からの歴史と清須市長、歴代学長からの祝辞を映像にまとめたものを上映、職員によるクラリネットの記念演奏を行ないました。

 入学式では、横尾和久学長からの入学許可宣言に始まり、学長式辞、理事長告辞が行われ、葛谷 賢二 清須市副市長、小塚 康之 同窓会会長より祝辞をいただきました。多数いただきました祝電の披露の後、新入生代表による宣誓があり、閉式しました。

新入生の皆様、誠におめでとうございます。

 急激な少子高齢化や医療技術の進展など保健医療福祉を取り巻く環境が大きく変化する中で、これからの未来を担う若者が、ともに学び、それぞれの目標の達成を目指す場として本日ここに、愛知医療学院大学(AICHI Medical College of Rehabiritetion)の開学を宣言いたします。

 本学は、社会的知識、基礎的・専門的知識を提供し、障害を有する人々の心と身体を支え、生き生きとした人生の実現を支援できる人材の養成を目指します。

学校法人佑愛学園 理事長 丹羽治一

 新入生の皆さん、愛知医療学院大学への入学、おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。愛知医療学院大学はまさに今開学したばかりの新しい大学です。本日愛知医療学院大学に入学されました記念すべき一期生は、理学療法学専攻50名、作業療法学専攻33名の合計83名です。本日ここに多くのご来賓のご臨席を賜り、入学式を挙行できますことを大変嬉しく思います。また、皆さんをこれまで温かく支えてこられたご家族や関係者の皆様方にも、心からのお祝いを申し上げます。

 愛知医療学院大学は、専門学校・短期大学の時代から数えると41年という歴史があり、これまでに2,000名を超える人材を輩出してきました。医療の現場で多くの先輩方が活躍しているということは、臨床実習や就職、また社会に出てからの心の支えとなることでしょう。本学は小規模の大学でありますが、言い換えれば教職員と学生の距離が近く、学習面での個別指導だけではなく、生活面・心理面でのバックアップやケアの体制が整っています。
 さて、近年医療におけるリハビリテーションの果たすべき役割は急速に拡大しつつあります。第一は、超急性期からリハビリを開始することの重要性・有効性が認識されてきたことです。これに対して本学は、愛知医科大学と密接な協力関係を結んでおり、愛知医科大学病院における最先端の急性期リハビリテーション医療の実習や、専門医による講義をカリキュラムに取り入れています。第二は、回復期以降の患者さんに対するリハビリの場が、病院から在宅や施設へと移行してきているということです。地域包括ケアシステムの枠組みの中で、複数の疾患を有する患者さんや高齢の患者さんに対応できる療法士の養成が強く求められてきています。
 このような社会状況に鑑み、四年制大学への移行を決断いたしました。皆さんには、チーム医療の一員として参画し、全身を診ることのできる療法士になって頂きたいと思います。

 他にも、本学は附属幼保連携型こども園を有しているという特徴があります。園児との交流は、未就学児に対する運動遊びや体力測定等、発達支援を学ぶ良い機会となることでしょう。また、地元清須市との間に官学連携の包括協定を結んでいます。高齢者を対象とした介護予防を学ぶ市民講座「きよす市民げんき大学」はその一つの例です。学生の皆さんにも授業の一環として加わってもらっています。このような高齢者施策をはじめ、障がい者スポーツの分野、災害時の応援等々、皆さんが積極的に参画することで、よりご自身の成長に繋がるものと確信しています。

 皆さんは、医療職としての自分の将来に様々な夢を抱いて今日の入学式を迎えたことと思います。どうか、今日のこの日の感動を忘れずに、自己実現に向けて、不断の努力をして頂きたいと思います。これからの大学生活をどのように過ごすかは、まさに皆さんの心掛け次第です。理学療法士になる、作業療法士になるというそれぞれの目標をしっかりと見据え、そこに到達するための努力を怠らず、人間性を磨き、充実した学生生活を送ってください。学修に加えて、課外活動や地域社会での様々な活動は、貴重な経験となることでしょう。

 多くの人と出会い、生涯の友と呼べる友人に出会い、心豊かな学生生活を送ってほしいと思います。一歩勇気を奮って踏み出してみてください。4年後の皆さんが医療の現場に羽ばたかれることを心から期待して、私からの式辞といたします。
 本日は誠におめでとうございました。

愛知医療学院大学 学長 横尾和久

 春風が心地よいこの良き日に、私達は愛知医療学院大学に入学いたします。本日は、私達のためにこのような素晴らしい式を挙行していただきありがとうございます。新入生代表としてお礼を申し上げます。
 さきほど、理事長先生から開学宣言がありましたがあらためて身が引き締まる思いでございます。私達は第1期生として新たな第一歩を踏み出します。
 これからの四年間、理学療法士・作業療法士になるという夢と目標に向かって、医療現場で求められる知識や技術、幅広い世代に対応する力を修得するために日々勉学に励みます。新たな生活に夢と希望を抱き一つ一つの縁を大切に大学生活を実りあるものにしてまいります。諸先生、先輩方、暖かいご指導のほどよろしくお願いいたします。
 私達、新入生一同はこの恵まれた環境で学べることに感謝しながら、社会に貢献できる医療従事者として成長するために、仲間たちと日々切磋琢磨しながら精進し、未来に向かって成長し続けることをここに誓います。

愛知医療学院大学 新入生代表
 リハビリテーション学部 リハビリテーション学科
理学療法学専攻